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家具作りと数学 2010 年 9 月 7 日 火曜日

こんばんは、木村です。

今日は工房からお届けします。

ボール盤で丸棒に穴開けをしていました。

少しわかりにくいですが、台を傾斜させて、さらにその傾斜に対して垂直方向から少し角度をつけ、すでに開けてある穴と直角方向に穴を開けるという、ちょっとややこしい加工です。

角度はもちろん適当ではなく、きちんと図面(この場合は原寸図)を書いて、角度を決めていきます。

ルートなども使います。
今回は3次元の角度を2次元に分解するところで、直角二等辺三角形の辺の比=1:1:√2を使いました。

家具作りは、数学が苦手な人には難しいと思います。

私は理系出身で数学は嫌いではないのでそこは助かってます。
特にそこを生かして、幾何学的に意味のあって美しい形を生み出していきたいとも思っています。

そんな発想から生まれた家具の一つがこちら。

ルーローテーブルとルーロースツールのルーローシリーズです。

ルーローとはフランスの数学者の名前で、この形はルーローの三角形と呼ばれているものです。
転がしたときに高さが一定で、正方形の中で内接しながら回転することができる図形であり、自動車のロータリーエンジンにも応用されています。
詳しくは→ルーローの三角形

これがルーロースツールという名前の由来です!

ところで、はじめの丸棒がどうなったかというと、、

別の丸棒と組みあげていき、、

こうなりました!

特注でオーダー頂いていたカウンタースツールです。

右は昔の定番で、左が今回製作したもの。
脚を乗せる丸棒は低い方が大人用で高い方が子供用です。

今週納品予定です。

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