bambina+ blog

納品:ベンチ2つ、アマルコルド 2012 年 6 月 3 日 日曜日

こんにちは、キムラです。

ベンチを2つ納品しましたので紹介します。

1つ目は4本脚のベンチです。
すでにカウチェアを購入されたお客様から、カウチェアと同じ感じのデザインということでオーダーを頂きました。

こんな感じになりました。

チェリー材 W1000 D300 H420 70,000yen

T様どうもありがとうございました。

実は最初カウチェアと同じほどの深さに座面をくって作ったところ、ベンチの”ふち”がもも裏にあたって痛かったので浅めにして作り直しました。

想定外の出来事でしたが明らかなミスでした。

結局ミスした分は高さを低くすることでもも裏が当たらないようにして、靴を履くのに使ってもらう玄関ベンチとして提案することにしました。それがこちらです。

玄関ベンチ W1000 D300 H380 70,000yen
お店に置いてます。



2つ目は定番のウェーブベンチのサイズ違いのセミオーダー品です。

こちらのお客様には、テーブル、そして椅子一脚ずつを時間をかけて買い揃えて頂き、最後にベンチでダイニングセットが完成しました。


お客様の希望でウェーブの片面だけを凸凹削りにしています。


ウェーブベンチ W1300 D320 H420 84,000yen

H様いつもありがとうございます。
お子様も少しは私に慣れてきてくれているでしょうか?笑



今日のお店BGMはこれでした。

Amarcord Nino Rota / Hal Willner

独創的なプロデューサーのハル・ウィルナーが1981年に発表した、ニーノ・ロータ作曲のフェリーニの映画音楽を、ジャズ系の個性的なミュージシャン達がカヴァーしたアルバム です。

このレコードについて解説してくれているページがありましたので、詳しくはこちらをご覧下さい。

ニーノ・ロータはフェリーニのほとんどの映画音楽を担当し、また「太陽がいっぱい」や「ゴッドファーザー」の音楽も担当したイタリア映画音楽界の巨匠です。

このレコードのタイトルにもなっている「アマルコルド」はフェリーニの傑作で、「道」や「81/2」ほど有名ではありませんが、映画好きには評価の高い一本です。
私の好きな映画ベスト5に入ってます。
イタリアの一つの街の日常と人間模様を妄想も交えながらただひたすらに綴っただけの映画ですが、それがニーノロータの音楽と合わさってまさに”古き良きイタリア”というイメージが描き出されています。
こういう映画が撮りたくて映画監督になった、という人が多いという話もあります。
「ギルバートグレイプ」という映画で、知的障害者役のレオナルドディカプリオが鉄塔に登って降りてこないというシーンがあるのですが、それはこの「アマルコルド」で同じく知的障害の人が木に登って降りてこないというシーンへの明らかなオマージュだと思われます。
DVD化されてないのが残念ですが、私はビデオを持っているのでお店に置いておきます。
興味がある方は尋ねてください。

ちなみにアマルコルドとはイタリア語の方言で「私は覚えている」という意味らしいです。
a ma rcord=a me ricordo (ricordoは英語でrecordの意味)

こんな映画でこんな音楽です↓

スタンリー・キューブリック 2012 年 3 月 20 日 火曜日

こんにちは、キムラです。
私が最も好きな映画監督の一人、スタンリーキューブリックについて書いてみます。

20世紀を代表する映画監督、というより、史上最高の映画監督、と言っても過言ではないと思います。

一番の代表作と言えば何と言っても「2001年宇宙の旅」。
こちらも歴史的名作と言える一本です。

10回以上見ましたが何度見ても新しい発見があります。
サイドネタとしては、
人工知能の「HAL」という名前は「IBM」のそれぞれ1文字前をとった
美術監督を手塚治虫にオファーしたが忙しいということで断られた
などがあります。
ストーリーは難解ですが、おおまかにいうと、類人猿が人類に進化したように、人類が次の段階へ進化するためのステップとして、月、そして木星が設定されて、そこへ到達していくことで、なにものかに導かれるように超人類に進化するというようなものです。

他にも名作はたくさんありますが、私が一番好きなのは「シャイニング」です。

ジャックニコルソンが恐すぎます。

あと一本あげるなら「時計じかけのオレンジ」。

今見ても前衛すぎます。

この3本が個人的キューブリックのベスト3です。
他にも「フルメタルジャケット」「突撃」「博士の異常な愛情」など名作は多いです。

今回、b+文庫に新たにキューブリックDVDBOXとトリュフォーDVDBOXを追加しました。

キューブリックは
「2001年宇宙の旅」
「シャイニング」
「時計じかけのオレンジ」
「フルメタルジャケット」
「バリーリンドン」
「ロリータ」
「アイズワイドシャット」

トリュフォーは
「トリュフォーの思春期」
「野生の少年」
「アデルの恋の物語」
「暗くなるまでこの恋を」
「恋愛日記」
があります。
興味のある方はお店まで来て下さいね。

映画「楢山節考」 2011 年 10 月 17 日 月曜日

こんばんは、キムラです。

今さらですが、映画「楢山節考」を見ました。
2バージョンありますが、カンヌグランプリ(のちにパルムドールに改名)を獲った新しい方、今村昌平監督バージョンの方です。今村昌平監督はこの映画でカンヌグランプリを獲り、のちに「うなぎ」でまた獲りました。
どうも暗い映画という印象があって今まで敬遠していましたが、今回見てみて、素晴らしい映画だと知りました.

内容は、、
「姥捨て山」の伝説をモチーフに(実際に日本で姥捨てがあったという確かな証拠はなく、おそらくただの伝説と言われている)、人間の生と死をリアルに描き、現代にも通ずる人間の本質に迫る大傑作映画です。

「姥捨て山」の話が表面上のメインテーマにはなりますが、実際はそれを通じてあぶり出される、人間の生と死、そして人間とは何か、人生とは何か、という命題が大きなテーマのように感じました。「姥捨て」は『死』にまつわることですが、『生』にまつわる話もそれ以上に出てきました。そして、人間と切っても切れない二つの欲望、食欲と性欲、というのも大きなテーマでした。かなり露骨な性表現が出てきますがそれが人間だと思いました。
以下、私がこの映画を見て単純に気付いたこと。

●人間はつい最近まで、餓死しないことが最優先事項だった。
●人間はつい最近まで、生きる目的など考えた事はなかった。
●人間はつねに性欲を社会にどう組み込むか考えてきた。

この映画には動物がたくさん出てきて、例えば人間がセックスをしてるシーンに、カエルや蛇の交尾の映像がインサートされたり、明らかに人間も動物の一種、自然の一部だよ、ということを示唆しているわけですが、さらに大きなテーマでいえば、人間はただ生まれてきて死んでいくだけ、それ以上でも以下の存在でもなく、だからこそ、そのつかの間の命を一生懸命生きることだけに価値がある、というようなことではないかと思いました。

それはあくまで私が感じた感想ですが、ちょうど最近そのようなことを考えていたので、ぴったりはまりました。
そのへんのことはまた次回書いてみたいと思います。

この映画を見ると、人によっていろいろと感じること、考えさせられることがあると思います。まだ見ていない方にはおすすめです。緒形拳主演です。

「楢山節考」予告編

映画「Diva」 2011 年 8 月 20 日 土曜日

こんにちは、キムラです。

今日は私の好きな映画ベスト10に入る映画を紹介します。

1981年のフランス映画「Diva」(ディーバ)です。




「ベティ・ブルー」の監督であるジャン=ジャック・ベネックス監督のデビュー作です。

低迷していたフランス映画の新しい時代を切り開いた作品とも言われてます。

ディーバ (映画) - Wikipedia

私は大学を卒業して大阪のソフトウェア開発会社に就職しました。
家の近くにレアな映画を揃えているレンタルビデオ屋があったので毎週5本くらい映画を見てました。
Divaもその時に借りて見た一本。

黒人オペラ歌手に恋した郵便配達夫の話。。
ストーリーはあまり覚えてませんが、そのスタイリッシュな感覚に痺れたのは覚えてます。
ガジェット [存在感があって個性的な一つ一つの道具、場面、そして人間] に満ち満ちた映画で、とにかく魅力的な映画です。







そして、なんと実は今日から一週間、この映画が福岡の映画館で上映されます。
午前十時の映画祭 天神東宝

毎日十時から1回だけの上映ですが、なんとか時間を作って見に行きたいと思ってます。このレアな映画を映画館で見れるチャンスはこれが人生最初で最後であることは間違いないので。
映画好きの方にはオススメです。

DVDは今年リマスター版が出たようですがレンタルショップにはまだまだないと思います。
Amazon.co.jp: ディーバ <製作30周年記念 HDリマスター・エディション>

映画「ゆきゆきて、神軍」 2011 年 7 月 18 日 月曜日

今さらながら、「ゆきゆきて、神軍」を見ました。

日本映画史上、最もカルトかつ過激と言われているドキュメンタリー映画です。
マイケルムーア監督が「生涯観た映画の中でも最高のドキュメンタリーだ」と語っている映画です。

今さらながら、というのは1987年公開の古い映画だからです。

私はその存在は知ってましたが、今まで見る機会がありませんでした。
この度ヤフオクでDVDを入手できたので、見てみました。

<ストーリー>
神戸市で妻とバッテリー商を営む奥崎謙三は、たったひとりの「神軍平等兵」として、神軍の旗たなびくトヨタ・マーク2に乗り、今日も日本列島を疾駆する。そんな中、かつての所属部隊・独立工兵隊第36連隊のうち、ウェワク残留隊で隊長による部下射殺事件があったことを知り、奥崎は遺族とともに真相究明に乗りだした。なぜ、終戦後23日もたってから、二人の兵士は処刑されねばならなかったのか。執拗ともいえる奥崎の追求のもと、生き残った元兵士達の口から戦後36年にしてはじめて、驚くべき事件の真実と戦争の実態が明かされる。

とにかく強烈な映画でした。
一つだけ言えるとすれば、戦争というものがどれだけ悲惨なものであるか、この映画を見ればその一端が垣間見れるということです。
奥崎謙三はとんでもない男ですが、彼も戦争が生み出した存在だと考えることできます。

ここで、この映画の核心を書きますが、処刑された二人の兵士は、人肉として食べられるために処刑されたらしいことが明らかになっていきます。太平洋戦争では飢餓がいたるところで発生し、食人という行為がかなり行われていたようです。しかしこれは最大のタブーでもあるため、一般に語られる事は多くありません。

奥崎謙三は最終的に、一人の上官を殺す決心をして自宅に押しかけ、たまたまいた息子を撃ってしまいます。

どんな戦争映画より、リアルな戦争映画と呼びたいです。

Amazon.co.jp: ゆきゆきて、神軍 [DVD]